エンジニアは、一生懸命働くだけでは評価されません。
組織に貢献できるIT人材とは、短い時間でより多くの仕事をこなすことができる、つまり生産性の高い人のことです。
生産性を上げるには、いくつかのコツがあります。
まずは、定期的な休憩です。
人間の脳は、休みなしで動き続けられるほどタフではありません。働き続ければ続けるほど、集中力や記憶力、判断力は低下していきます。そのため仕事の最中でも、定期的に手を止めて脳に休憩時間を与えることが大事です。
また、脳は複数の仕事を同時にこなすこと、つまりマルチタスキングもあまり得意ではありません。
一見生産性が高く見えるマルチタスキングですが、実際は1つ1つの仕事のクオリティが低くなってしまい、1つずつ済ませていくよりも時間がかかってしまうケースが多々あります。
マルチタスキングではなかなか成果を挙げられない場合、脳に一点集中させるシングルタスキングを心がけると、生産性は上がるでしょう。
生産性を上げる環境づくりも大事です。
室内の温度は適切か、照明が明るすぎないか、暗すぎないか、イスは体に合っているか、気に障る音は無いかというようなことを改善していくことで余計なストレスを減らし、生産性を上げることができます。
デスクワークが多い人は、スキマ時間に散歩をしてみるとよいでしょう。
血流が滞って脳に十分な酸素がいかないことも、生産性を下げる要因になり得ます。それを防ぐためにも、少しの時間でも体を動かすとよいでしょう。
作業の合間に廊下を一往復してみたり、休憩時間に1つ遠いコンビニに行ったり、歩く時間を増やすことで血流を良くすると、生産性の向上が期待できます。