散らかったデスクは仕事のパフォーマンスを下げる、ということが研究でわかっています。このことから、社員のデスク周りの整理整頓を義務化している会社もあります。
フリーランスや在宅ワークを行うエンジニアは周囲に私物があることも多いので、特に気を付けてデスクの整理を行う必要があるでしょう。
散らかったデスクが仕事のパフォーマンスを下げる理由の1つは、集中力と情報処理能力を下げる可能性があるためです。
例え意識して見ていなくても、脳は視界に入るものから情報を得ています。例えばデスクの上に本があると、その本のタイトルや帯を脳が無意識のうちに情報処理してしまい、脳は仕事に100%の力を使うことができなってしまいます。
また、無意識が本に向いてしまうことで意識も引っ張られ、結局じっくり本の情報を認識してしまうというケースもあります。気になってその本を手に取ってしまったら最後、仕事は中断となるでしょう。
また、散らかったデスクは、メンタルヘルスにも悪影響を与えてしまいます。
実際に散らかったデスクや部屋がストレスの原因になり、不安症候群やうつ病のきっかけになったケースもあるようです。これらの要因が仕事のパフォーマンスを下げることは言うまでもありません。
デスクが散らかっていると、物を探すのに時間を無駄にしてしまいます。ハサミやホッチキスを取り出すのにいちいちいくつも引き出しを開け、ペンケースをひっくり返していては時間が勿体なく、その作業のために行っていた仕事から意識を離さなければならなくなります。
さらに探し物をしている最中に余計なものが目に入ってしまい、注意を根こそぎ持っていかれることもあるため注意が必要です。